ときどき、『どうしたら虎鉄っちゃんみたいになりますか？』
と質問をいただくことがあります。

えぇぇっ？？こんな二頭身ですけど・・？

あぁ、見た目じゃなくて、
どうしたら虎鉄レベルのベタ慣れになるのかってことですね？

あくまでも自分を人だと思っている、
鳥としての行動に？？？がついてしまう虎鉄くらいの・・
という意味で言えばですが、

まずは絶対的に国内ブリードのヒナをお迎えする。
予め、できるだけ小さいヒナがほしいと予約をいれておいて、
そろそろ持ってっていいよとOKが出た途端に家に連れて帰り、
大事に大事に育てます。

見た目がヒナというだけではなく、自我が芽生える前、
ご飯をくれる飼い主を見て親だと勘違いしてくれる程度が好ましいです。

ただ、そういうヒナを育てるのにはリスクがあります。

小さいうちは、先天性の不調があったとしても見抜くのが難しいので、花麟ちゃんのようなことがおきるかもしれません。
将来どんな顔になるかも、どんな色になるかもさっぱりわかりません。

ご飯は１日２～３回、
食事量と体重を少しずつ増やしながら与えます。

温度や湿度の管理、日光浴、巣立ちや巣周りを経験させたり、
飛べるようになったら、繋留したり据えたりする練習を
自分でやらなければなりません。ぬけた羽や粉がいっぱいでます。

巣立ち↓

だけど、そうやって一生懸命育てると、
超べったべたの可愛い子に育ちます。

綿綿のヒナから成鳥に変化していく
その過程を見守るのはほんとに楽しいし、
ヒナのうちしかみられないしぐさも可愛くて仕方ないです。

一方、成鳥になってからお迎えするのにも、
もちろんメリットがあります。

お世話はヒナと比べて圧倒的に楽だし、リスクが少ない。
その子の見た目やキャラクターがわかった上で、
好みに合った子がお迎えできます。

うちも龍空は、全体的に白っぽいところと、
凛々しい顔に一目ぼれしてお迎えしたので、
今でもうっとり眺めてしまいます。

愛情を持って接していると、
だんだん縮まっていく距離に感動する出来事が度々起きます。

ただ、ショップにいる段階で、人間を敵対視しているフクロウ、
くちばしをバチバチ鳴らしたり、威嚇するような場合は、
家に連れて帰っても、エサを食べてくれない、近寄ることすらできないなど、
手を焼くことはまちがいないです。お気をつけください。

主観ではありますが、
これからフクロウをお迎えする人のお役にたてば・・・。

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